私がシンデレラガールズを好きでなかった理由
ご無沙汰しております。あかねです。
近頃就活が始まったりアイカツ!にハマってしまったりで更新が滞っております。
申し訳ありません…。
さて、タイトルは集客パンダのつもりで書いたのですが(笑)、
私は「アイドルマスターシンデレラガールズ」の盛り上がりにあまり乗り気ではありませんでした。
もちろん嫌いというわけでなく、例えばライブでの声優さんたちの頑張りには度々胸を打たれておりましたし、
また、ワッと話題になったら気後れして足が遠のくというオタク特有の現象だというのも否定できません。
ですが何よりも自分を否定的にしていた理由は
「やたら数の多いイロモノキャラクター達が好きになれない!」
というものでした。
ところが、タイトルが過去形になっていることからもお察しですが、
なんとなく見続けた末の最終話、
してやられた!
と大声で叫ぶことになりました(笑)
う〜ん、私はいつまでアイマスの手のひらの上で転がされるのでしょうか…。
以下、私がシンデレラガールズに乗り気でなかった理由と、その後のどんでん返しについて、詳しく書かせて頂きます。
私がシンデレラガールズに乗り気でなかった理由
端的に言いますと、
「やたら数の多いイロモノキャラクター達が好きになれない!」
この一言でしょうか…。
もちろん、アイドルマスター自体がキャラクターありきのアニメですから、
765が楽しめていたのだって、キャラクターが(たまたま)自分の好みにぴったりだった、というのが大きな要因だと思っています。
シンデレラガールズはモバゲーにて開始当初に始めていたのですが、どうもあんきらが流行りだしたころからのイロモノキャラクター達に魅力を感じず、(初期だったのでコミュが充実していなかったこと、ソシャゲにハマらないタイプだったこともあると思います)、フェードアウトしてしまっていました。
そして、アニメの放映が開始したときも、「キャラクターありきのアニメ、ファンサービスも多いし、キャラクターが好きな人は嬉しいだろうなぁ」なんて思いながら見ていました。
未央とプロデューサーのゴタゴタが話題を呼んでいましたが、
例えば美希が「竜宮小町に入りたい」とかなんとか滅茶苦茶を言って飛び出していったときのように、自分がシンデレラガールズのプロデューサーだったら「これがプロデュースの醍醐味、一人の女の子なんだよ」と言っていただろうなぁと思いました。
でも私はシンデレラガールズのプロデューサーではないので(笑)、
「高校生のくせにクソガキみたいなこと言うなぁ、好きになれんわ」なんて思っていました。
要するに、「キャラ萌えアニメでキャラに萌えられないからどうしようもない」「キャラ萌えしてる人には天国のようなアニメ」ぐらいに思っていたんですね。
新しい楽しみ方に気がつく
これに気がついたのは未央に説得に行く回から蘭子 回の辺りでしょうか。
アニマスとアニメシンデレラガールズ、どちらにも共通しているのに全く見ていなかったポイントに気がつきました。
どちらも、アイドルアニメでありながらプロデューサーの成長物語でもあるということです。
そんなのわかってたわ!と言われてしまいそうですが、私が主張したいのは「主人公はむしろプロデューサー(=プレイヤー)」ということなのです(笑)。
正直、アイドル達の成長は人数が多すぎるため、かなり無理矢理にしなければならず、ストーリーもご都合主義になってしまいます。
私はこのご都合主義展開がどうしても楽しめず、「キャラクターアニメ」という枠に括ってしまっていました。
ですが、登場人物の中で唯一、プロデューサーに限っては、全話を通して一歩一歩ゆっくり確実に、物語として成長していってるんですよね。
このことに気がついてから、私はシンデレラガールズを物語として楽しむことができるようになっていきました。
ゲームでコミュを選択するときのように、ひとつひとつ慎重に、アイドルの個性を考慮しながら行動するのですが、どうもうまくいかなかったり、でも最終的には思いが伝わったり…。
「職務に励むプロデューサー」と「仕事という意識がなかなかもてないアイドル達」という対比もまた一つの要素として面白く感じるようになりました。
最終話はずるい!
上記の新しい楽しみ方に気がついてから、私はもう完全にプロデューサーに感情移入をして見るようになっていました。
これは「アイドルを応援するP」としてではなく、「物語の主人公を応援する視聴者」として、ですが、結果的にシンデレラガールズのプロデューサーと同じ目線で見ることになっていたんですね(笑)。
そうしたらもう感動、感動ですよ。
あんなに素敵なステージができて、アイドル一人一人もとっても成長して、「ここまでいろいろあったけど、頑張ってプロデュースしてきてよかったなぁ」と…。
心なしかあんなにうーんと言っていたキャラクター達にも親愛の情が沸き可愛く見えてきました。きらりは良い子だなぁ…。
そして最後のファンレターのシーン。
765のアイドル達が14話でファンレターに喜んでいたシーンもフラッシュバックし、思わず感動ではらはらと泣いてしまいました(笑)。
いやぁ、してやられましたねぇ…。
「アイマスはキャラアニメじゃない!」と言ってしまうと言い過ぎかもしれませんが、「アイマスはただのキャラアニメじゃない!」ぐらいは言っても良いのではないでしょうか。
「キャラアニメ」という言い訳で逃げてしまわずに、もう一つの物語に気がつくことができて本当に良かったと思います。
これから、765の再放送、346の2クール目、765の2クール目再放送と1年間アイドルマスターのアニメが続きますが、
うーんと思っている人こそ、ぜひぜひプロデューサーの成長物語にも注目して楽しんでみてください!